KENJI GOMI/五味謙二

2024.04.27.sat.-05.06.mon.
Closed:05.01.wed.
Open:12:00-17:00

五味さんは土偶や土器が出土することで有名な長野県茅野市の生まれ。幼い頃からそういった古(いにしえ)の、いわゆるearthenware(土器や陶器)が身近にあり、子ども時代の記憶と結びついているという。「永い時間の経過を感じられるものに昔から魅力を感じていた」と語るとおり、それは少なからず作品にも顕われていて、観る側にも伝わってくるように思う。

縄文・弥生の時代からある「輪積み」という技法を用いて創られる独特の造形は、郷愁を伴なって私たちの心を揺さぶります。それはおそらく誰もが持っている、過去に自分が接したものや、かつての記憶に心惹かれる懐かしさと同種のもので、とてもプリミティブな感情体験です。古との対話であり、遠い未来との対話でもあるかもしれません。

近年、大型化の傾向にある五味作品ですが、今回の展示では、熱量をギュッと絞った小振りな作品も並びます。アップデートされた五味的解釈の「焼かれた土」の有り様を感じにいらしてください。

終了しました。ありがとうございました。

id/modern ceramic sculptures

Group Show

近年、従来の方法論とは違う形で活躍をするセラミック・アーティストがここ日本でも多く見られる様になった。所謂、SNSの普及により世界にその魅力が大いに拡散されているが、目に映る形(フォルム)のみで惹き付けられているとは到底私には思えない。
言葉に依らない対話がそこには在る。作品が持つ造形への人々の興味をどう考えるのか。
私には人々がその造形に無意識下で共感していると思えてならない。
そして、その共感(あるいは衝動)は何を物語っているのか。
同時代に生きる各作家が現在進行形でカタチづくる作品をその目で確かめて欲しい。

【イド(id)】
《ラテン語で、それ、の意》人間が生まれつき持っている無意識の本能的衝動、欲求など精神的エネルギーの源泉を指す。

2022.07.23.sat.−08.07.sun.
(closed.07.26/07.27/08.02/08.03)
Open:12:00-17:00

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